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「カリマーのVTデイパックFの実際の収納力は..?」
「軽くて普段使いしやすいリュックが欲しいな…」
そんな疑問を、旅行&登山経験豊富な夫婦がKarrimor(カリマー) VTデイパックFを豊富な写真で徹底レビューし、お答えします。
結論としてVTデイパックFは、470g(リンゴ約1.5個分)の軽さと、見た目以上の収納力があるリュックです。

この記事を書いた人

登山歴10年・渡航100回以上の夫婦
RuckLab編集部
・夫:登山歴10年で、山小屋勤務や800kmのスペイン巡礼、パタゴニア登山を経験
・妻:元CAで30か国100回以上の渡航経験
「このリュック、本当に使いやすい?」そんな疑問に山と旅が大好きな夫婦が、日常から登山・海外旅行まで使えるリュックを実際に背負ってレビュー!使いやすさも、見た目も、リアルにお伝えします。
【VTデイパックFの評価まとめ】
項目 | 評価 |
---|---|
収納力 | 3.5 |
フィット感 | 3.7 |
使いやすさ | 4.0 |
汎用性 | 3.7 |
コスパ | 4.0 |
総合スコア | 3.8 |
評価の詳細を見る
収納力 3.5
容量20Lのリュックとしては収納力がありますが、クッション性のあるPC専用スリーブは非搭載。
フィット感 3.7
約470gと軽く、チェスト&ヒップベルトで体にしっかり固定できます。ただし背面のパッドは標準的です。
使いやすさ 4.0
メイン・フロント・サイドのポケットなどの収納部分に、登山でも使える機能性が備わっているのは便利。ただ、背中の通気性や完全な防水性能を求めるなら、少し物足りないかもしれません。
汎用性 3.7
旅行からハイキングであれば問題なく使えます。ただしカジュアルなデザインと容量から通勤などビジネスシーンでは工夫が必要です。
コスパ 4.0
1万円ちょっとでこの軽さ、機能、デザインなら、十分お買い得だと感じます
カリマー VT day pack(デイパック) Fの良い点・気になる点
VT Day Pack Fは多くの人におすすめできる万能リュックですが、もちろん完璧ではありません。
私たちが実際に背負って感じたリアルな声と、Amazonや楽天市場に寄せられた100件以上の口コミを分析しておすすめな人・おすすめしない人をまとめました。




総合スコア 3.8
チェストストラップ:◯ ウエストベルト:◯ PCスリーブ:✕
機内持ち込み可:◯ 500mlペットボトルのサイド収納:◯
- 約470gの軽量設計(同容量帯のリュックより約20~30%軽い)
- 1万円程度と価格が安い
- カジュアルな見た目で街でも山でも使える
こんな人におすすめ
- とにかく軽いリュックを探している人
- 登山など休日のアクティビティでもリュックを使いたい人
- クッション性のあるPC専用スリーブがない
- 生地が比較的薄手で、重いものを入れると型崩れしやすい
- 背面の通気性はそこまで高くない
- 撥水性はあるが完全防水ではない
こんな人には不向きかも
- ノートPCをケースなしで安全に持ち運びたい人
- 汗をかきやすく、背中の蒸れが非常に気になる人
カリマー VTデイパックFの基本情報
VTデイパックFの基本情報は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
ブランド | Karrimor (カリマー) |
容量 | 20L |
サイズ | 高さ42cm x 幅30cm x 奥行22cm |
カラー展開 | ブラック, ペールカーキ, シーグレーなど |
重量 | 約470g |
素材 | 420D ナイロン |
PC収納 | 専用スリーブなし (背面のメッシュポケットにA4サイズまで収納可) |
機内持ち込み | 可 (主要航空会社の規定クリア※55×40×25 cm以内) ANA Jetstar |
参考価格 | 11,000円 |

カリマーは1946年にイギリスで生まれた老舗アウトドアブランドです。
もともとはクライマーのためのタフで機能的なリュック作りからスタートしました。その信頼性は高く、多くの冒険家や登山家に愛用されています。
近年では、その技術力を活かして、アウトドアシーンだけでなく普段使いしやすいスタイリッシュなアイテムも多く展開しています。
次からは、以下の順番でリュックの詳細を説明していきます。
- デザイン,着用イメージ
- 背負い心地
- 収納性
- 耐久性,防水性
VTデイパックFの外観デザイン

VTデイパックFのデザインは、アウトドアブランドらしい機能美がありながら、街でも使いやすいシンプルさが魅力です。

主張しすぎないカリマーの刺繍ロゴが、デザインの良いアクセントになっています。
カラビナなどをかけることのできるデイジーチェーンもデザインのアクセントになっています。

横から見ても、とてもスッキリとしたデザイン。

素材には軽量でありながら引き裂き強度や耐摩耗性に優れた420D(デニール)のナイロンを使用。
毎日ガシガシ使っても、長く愛用できる安心感があります。
VTデイパックFの着用イメージ
「20L容量のリュックは、背負った時のサイズ感が気になる」という方も多いはず。
実際にリュックを背負ったイメージをご紹介します。
【女性モデル・私服:165cm】

165cmの女性が背負うと、こんなサイズ感です。大きすぎないので、「リュックに背負われてる」感は出てないです。

女性向けの軽いデイパックを探している方にもおすすめできます。
VTデイパックFのフィット感と背負い心地

VTデイパックFの最大の特徴は470gの軽さ。その上でフィット感を高める機能があります。
- 本体重量はわずか470g
- 安定性を高めるチェストストラップ
- 着脱可能なウエストベルト
本体重量はわずか470g
20Lの容量でありながら、500mlのペットボトルよりも軽い470gという重量です。毎日の通勤や、一日中歩き回る旅行では、この軽さがとてもメリットになります。
カリマーのMデイパック20は、同じ20Lでありながら約600gのため、他のリュックと比較しても軽量です。
安定性を高めるチェストストラップ

軽量でありながら登山リュックにあるような機能性は備わっているのも特徴。
チェストストラップを胸の前でカチッと留めることで肩からのズレを防ぎ、リュックと体の一体感が増します。
着脱可能なウエストベルト

腰部分のウエストベルトも締めれば、さらに安定感がアップ。荷物が重い日や、ハイキングでちょっと走ったりする時も、リュックが揺さぶられず、肩への負担を減らせます
ウエストベルトは取り外しできるので、使わないときは邪魔にならないのも便利です。
VTデイパックFの収納性とアクセス性
「軽くて小さいと、あまり荷物が入らないのでは?」と心配になるかもしれませんが、20Lクラスにしては思ったよりも収納性が高いです。

- A4サイズがすっぽり入るメインコンパートメント
- 小物整理ができるフロントポケット
- 500mlのペットボトルも入るサイドポケット
- アウトドアに便利なデイジーチェーンとポールキャリア
それぞれ画像付きで詳しく紹介していきます。
A4サイズがすっぽり入るメインコンパートメント

メインコンパートメント部分は、サイドまでガバっと開くことができます。

2Lのペットボトルが3本ちょうど入るくらいのサイズ感。日帰り旅行の着替えや、登山のレインウェア、お弁当などをまとめて収納可能です。

メイン部分にはメッシュの吊りポケットとキーフックがあり、手帳サイズの小物や鍵の収納に役立ちます。
小物整理ができるフロントポケット

前のフロントポケットには仕切りがついたポケットがあるので、ボールペンなどを収納可能。

2Lのペットボトル1本を入れてチャックが閉まらないくらいの深さなので、深さはなかなかあります。
500mlのペットボトルも入るサイドポケット

両サイドには500mlのペットボトルが半分は入る深さのサイドポケット付き。折りたたみ傘など、すぐに取り出したいアイテムの収納に便利です。
アウトドアに便利なデイジーチェーンとポールキャリア

アウトドアシーンでカラビナなどをかけることのできるデイジーチェーンがフロント部分にはあります。
また両サイドにはトレッキングポールを装着できるポールキャリアもあるため、登山などのシーンでは活用できます。
VTデイパックFの耐久性と防水性
耐久性

軽量なリュックは耐久性が心配になることがありますが、VTデイパックFは420デニールの高強度ナイロン素材が使用されています。
軽くてタフなリュックはまさにアウトドアブランドのリュックならでは。
防水性
生地自体に水を弾く加工がされているので、小雨程度であれば問題はありません。
ただ、ジッパーの部分から水が入ってくる可能性はあるので、土砂降りの雨や、絶対に濡らしたくない大切なものを入れる時は、念のためレインカバーを用意しておくと安心です。
【正直レビュー】気になる点と改善策
便利なVTデイパックFですが、もちろん完璧ではありません。「買う前にこれだけは知っておいてほしい!」という正直なポイントを、対策と合わせてお伝えします。
気になる点1:クッション付きのPCスリーブがない

ノートパソコンを衝撃から守るクッション付きの専用ポケットはありません。もちろんパソコン自体は入りますが、そのまま入れるのは、正直ちょっと不安です。
- PC保護用のインナーケースを使う
- これが一番シンプルで確実な方法。薄くて軽いインナーケースを一つ用意して、PCを持ち運ぶ時はそれに入れてからリュックに入れると良いです。
気になる点2:背面の通気性は標準レベル

背面には特別分厚いパッドや空気の通り道はあまりありません。汗をたくさんかく真夏日や、坂道を登るような場面では、背中が蒸れやすいと感じることがあるかもしれません。
- 汗を吸ってすぐ乾くインナーを着る
- べたつきが全然違います。登山用の速乾Tシャツなどが一枚あると、街でも快適です。
人気モデル「トリビュート25」との比較
VTデイパックFと似たサイズ感で人気のリュックである「トリビュート25」と特徴を比較します。

どちらも使いやすいリュックですが、得意なことが少し違います。
モデル | VTデイパックF | トリビュート25 |
---|---|---|
容量 | 20L | 25L |
サイズ | 高さ42 x 幅30 x 奥行22cm | 高さ47×幅30×奥行22cm |
重量 | 約470g | 約840g |
おすすめ用途 | 普段使い、軽いハイキング | 通勤・通学、旅行 |
機内持ち込み | ◯可能 | ◯可能 |
一言でいうと | 軽さと気軽さ重視のアクティブ派 | PCや書類も運ぶ、きっちり派 |
参考価格 | 11,000円 | 19,800円 |
どちらが良いか、というよりは、あなたがどんな風にリュックを使いたいかで選ぶのが正解です。
- VTデイパックFがおすすめな人
- 軽さを最優先し、休日はアクティブに過ごすことが多い人。
- トリビュート25がおすすめな人
- 通勤での使用がメインで、PCや書類を安全に持ち運びたい人。
トリビュート25とのサイズ感比較
トリビュート25のサイズ感

VTデイパックFのサイズ感

メインコンパートメントの収納力比較
トリビュート25の収納力
2Lのペットボトルを入れても上部に余裕あり

VTデイパックFの収納力

日常からアクティビティまで使えるリュック
今回は、カリマーのVTデイパックFについて徹底的にレビューしました。
最後にもう一度、このリュックの魅力と、どんな人に届けたいかをおさらいします。
- 約470gの軽量設計((同容量帯のリュックより約20~30%軽い)
- 1万円程度と価格が安い
- カジュアルな見た目で街でも山でも使える
こんな人におすすめ
- とにかく軽いリュックを探している人
- 登山など休日のアクティビティでもリュックを使いたい人
PCを持ち運ぶ時に少し工夫が必要だったり、いくつか注意点はありますが、「軽さ」と「使いやすさ」がこのリュックには詰まっています。