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「仕事の出張にも、週末の旅行にも使える、丁度いい大容量リュックが欲しい…」
「デザインはシンプルで、スーツにも私服にも合うものがいいな…」
「たくさん荷物を入れても、背負っていて疲れないリュックはないかな?」
そんな悩みに、旅行&登山経験豊富な夫婦がKarrimor(カリマー) トリビュート40を豊富な写真から徹底レビューしてお答えします。
結論としてトリビュート40は、通勤から海外旅行まで、あらゆるシーンを一つのバッグでスマートにこなしたい方にピッタリなリュックです。

この記事を書いた人

登山歴10年・渡航100回以上の夫婦
RuckLab運営チーム
・夫:登山歴10年で、山小屋勤務や800kmのスペイン巡礼、パタゴニア登山を経験
・妻:元CAで30か国100回以上の渡航経験
「このリュック、本当に使いやすい?」そんな疑問に山と旅が大好きな夫婦が、日常から登山・海外旅行まで使えるリュックを実際に背負ってレビュー!使いやすさも、見た目も、リアルにお伝えします。
【トリビュート40の評価まとめ】
収納 | 評価 |
---|---|
収納力 | 4.5 |
フィット感 | 5.0 |
使いやすさ | 4.0 |
汎用性 | 4.5 |
コスパ | 4.0 |
総合スコア | 4.4 |
★評価の詳細を見る
収納力 4.5
40Lの大容量に加え、スーツケースのように大きく開くメイン収納がポイント。 PCスリーブや多数のポケットがあり小物整理もしやすいのですが、一部ポケットが深すぎるので-0.5点。
フィット感 5.0
厚みのあるショルダーハーネスとウエストベルトで、重さが分散され長時間背負っても疲れにくい。
使いやすさ 4.0
フルオープン構造は荷物の出し入れに非常に便利。しかし、レビューで多く指摘されるファスナーの硬さと、自立しない点でマイナスです。
汎用性 4.5
ビジネス、出張、2〜3泊の旅行、普段使いと、これ一つでほぼ全てのシーンをカバーできるデザインと機能性を評価。 しかし荷物が少ない場合にはリュックが大きすぎる点、また本格的な登山には不向きなため-0.5点。
コスパ 4.0
価格に見合った品質と、多様なシーンで活躍するためコストパフォーマンスは高いです。 ただし、ファスナーなど細かい部分の不満点からマイナス。
カリマートリビュート40のメリット・デメリット
私達の実際の使用感と様々なレビューをもとにおすすめな人・おすすめしない人をまとめました。
- 重さを感じさせないフィット感
- 圧倒的な収納力
- シーンを選ばないデザイン
- パッド付きのPC専用スリーブあり
こんな人におすすめ
- 出張や旅行が多いビジネスマン
- 荷物が重くなりがちな人
- リュック1つで旅行したい人
- 自立して床に置けない
- 一部ファスナーが開閉しづらい
- 撥水性はあるが完全防水ではない
こんな人には不向きかも
- 本格的な登山がメインの人
- 荷物の出し入れの素早さを最優先する人
カリマートリビュート40の基本情報
トリビュート40の基本情報は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
ブランド | Karrimor (カリマー) |
容量 | 40L |
サイズ | 高さ55cm x 幅32cm x 奥行26cm |
カラー展開 | ブラック,ダークネイビー,ガンメタル |
重量 | 約1230g |
素材 | 840D 高密度ナイロン |
PC収納 | 15インチ程度まで対応 (スリーブあり) |
機内持ち込み | 可 (主要航空会社の規定クリア※55×40×25 cm以内) ANA Jetstar |
参考価格 | 22,000円 |

カリマーは1946年創業でイギリス発のアウトドアブランドです。
もともとクライマーのための堅実で機能的なリュック作りから始まったブランドですが、最近は普段使いしやすい商品も多く販売しています。
トリビュート40の外観デザイン:シンプルで都会的

トリビュート40は無駄な装飾がなく、ビジネス・カジュアル両方に合わせやすいデザインです。

ロゴの生地の質感もマットで落ち着いており、安っぽさは感じさせません。

横から見ても、無駄な装飾がなくシンプルな外観。

使用されている840デニールの高密度ナイロンは、落ち着いた光沢があり、化学繊維特有のチープな印象がありません。手に取ると、丈夫でハリのある厚手の生地感が伝わってきます。

背面のビジネスコンパートメントのチャックには雨除けのフラップがついています。
男女別・身長別の着用イメージ

私たち夫婦が実際にリュックを背負ったイメージをご紹介します。
【男性モデル・私服:177cm】

40Lは大きめのサイズ感ですが、シンプルなデザインのためスッキリした見栄えです。
【女性モデル・私服:165cm】

女性が背負うとややリュックが大きい印象があります。
特に小柄な体型だとウエストベルトの位置が低めになるので、若干ベルトを締めづらいかもしれません。
【男性モデル・登山:177cm】

登山のファッションで背負っても違和感はありません。
トリビュート40のフィット感と背負い心地

トリビュート40には、重さを感じさせない背負い心地があります。
- クッション性の高いメッシュパッド
- しっかりとしたウエストベルト
- チェストストラップ
クッション性の高いメッシュパッド

背面とショルダーハーネスには、肉厚なメッシュパッドが配置されています。背中全体で重さを受け止め、肩への負担を大幅に軽減。
実際に10kg程度の荷物を詰めて背負ってみても、肩に食い込むような痛みはなく、軽く感じられます。
ウエストベルト

ウエストベルトを締めれば、歩行中のバッグの揺れが減少します。

登山ザックのような厚めでしっかりしたウエストベルトではない分、シティユースでも使いやすいです。
ウエストベルトは収納可能なので、使わないときはしまっておけるのも便利。
チェストストラップ

チェストストラップをしめることで、さらにリュックの揺れを軽減できます。
ストラップの高さは自由に変えることも可能です。
トリビュート40の収納性とアクセス性
トリビュート40の収納力は非常に高いです。
見た目はスマートですが、内部には多くのスペースと機能的なポケットがあります。

- 衣類やポーチ、カメラなどが収納できるメインコンパートメント
- PCや書類用のビジネスコンパートメント
- 貴重品や小物用のトップポケット
- フロントポケット
それぞれ紹介していきます。
メインコンパートメント

最大のポイントは、スーツケースのようにガバッと180度開くメインコンパートメントです。

チェックを全開すると、リュックのほぼ最下部まで開くことができます。
奥の物を取り出すために上の荷物を全部出す必要がないので、パッキングや荷物の整理が楽になります。

2Lのペットボトルは3本縦置きで置いても余裕があります。
またトリビュートシリーズの特徴である、内部のライムグリーンカラーにより、収納したアイテムがひと目で見やすいです。 (カラーリング自体は好みが分かれそうですが、個人的には実用性重視で気に入ってます。)
ビジネスコンパートメント

背面側には、ビジネスコンパートメントがあります。
独立したPC専用のポケットはクッション性が高く、大切なノートPCを衝撃からしっかり守ります。15インチのノートPCまで収納可能です。

PCポケットの反対側にはチェック付きのポケットがあるため、ちょっとした小物も収納できます。

ビジネスコンパートメントも2Lのペットボトルが3本入る収納力があるため、書類やファイルを多くしまいやすいです。
トップポケット

トップには、ペンやスマートフォン、モバイルバッテリーなどを整理して収納できるオーガナイザーポケットが充実。
一番奥側のポケット内部は起毛素材なので、サングラスや液晶タブレットを直接収納しても傷つきにくい仕様です。
キーフックも付属しています。
フロントポケット

縦ジッパーのポケットで手帳やガイドブックなどを収納できます。
サイドポケット

500mlのペットボトルが入るサイドポケットが左右についています
トリビュート40の耐久性と防水性
耐久性

本体の素材には、840デニールの高密度ナイロンが採用されています。一般的なデイパックが400〜600デニール程度なので、840デニールがいかに頑丈かがわかります。
岩場などで擦ったりしない限り、日常使いや旅行で生地が破れる心配はほとんどないと思います。
防水性
生地自体にはある程度の撥水性がありますが、完全防水ではありません。
縫い目やジッパー部分から水が侵入する可能性があるため、強い雨の中を長時間歩く場合は、付属の専用レインカバーを使用するのがおすすめです。

レインカバーは最初から付属しているので、追加費用なしで雨対策できる点はコスパ面で高評価。

メインコンパートメント内に収納ポケットがあるため持ち運びしやすく、急に雨が降っても安心です。
【正直レビュー】気になる点と改善策
トリビュート40は使いやすいリュックですが、弱点もあります。正直なレビューとして、私たちが感じた「気になる点」と、その対策を提案します。
気になる点1:ファスナーが若干硬い
特にビジネスコンパートメントのカーブ部分のファスナーは、新品の状態ではかなり開閉がしづらいです。
- 慣らし運転
- 購入後、何度も開け閉めを繰り返すことで、徐々にスムーズになってきます。
- 潤滑スプレー
- どうしても気になる場合は、ファスナー専用の潤滑スプレー(シリコンスプレーなど)を少量塗布すると、改善することがあります。つけすぎには注意してください。
気になる点2:自立しない

荷物が少ない時や、荷物の重心が偏っている時に、床に置くと倒れてしまいます。
- リュックハンガーの活用
- カフェやレストランでは、携帯用のリュックハンガーを使うとスマートです。床に置かずに済むので衛生的でもあります。
トリビュート25との比較
同シリーズのトリビュート25との違いをまとめました。あなたに最適なのはどれか、チェックしてみてください。

モデル | トリビュート40 | トリビュート25 |
---|---|---|
容量 | 40L | 25L |
サイズ | H55×W32×D26cm | H47×W30×D22cm |
重量 | 1,210g | 840g |
おすすめ用途 | 2〜4泊の旅行、出張 | 日帰り旅行、毎日の通勤 |
機内持ち込み | ◯可能 | ◎余裕で可能 |
特徴 | 容量が大きいため荷物が多めでも入る | より普段使いしやすいサイズ感 |
参考価格 | 22,000円 | 19,800円 |
リビュート25が40と大きく違う点は以下です。
- 容量が25Lと小さく、重量も370g重い
- ウエストベルトがない
- サイドポケットにペットボトルが収納できない
トリビュート40よりも小さいサイズになるので、日帰りの旅行や荷物の少ない通勤時などにはトリビュート25がおすすめです。
トリビュート25とのサイズ感比較
トリビュート25のサイズ感

トリビュート40のサイズ感

15リットル分容量が異なるので、見た目の印象も変わってきます。
メインコンパートメントの収納力比較

2Lのペットボトルを入れた際に、トリビュート40は上部により余裕があることがわかります。
カリマートリビュート40に関するよくある質問(FAQ)
- 機内持ち込みは本当にできますか?
-
はい、多くの航空会社の国際線・国内線の規定サイズ(3辺の合計が115cm以内)をクリアしているため、機内持ち込み可能です。 ただし、LCC(格安航空会社)など、より厳しい独自の規定を設けている場合もあります。利用する航空会社の最新情報を事前に確認することをおすすめします。
- 本格的な登山に使えますか?
-
日帰りや山小屋泊程度の軽いハイキングであれば使用可能です。 しかし、テント泊など重装備になる本格的な登山には、専用の登山ザックをおすすめします。トリビュート40には、厚いウエストベルトやハイドレーションシステムの穴など、登山に特化した機能はありません。
まとめ

今回は、カリマー トリビュート40について、登山と旅行のプロの視点から徹底的にレビューしました。
改めてカリマートリビュート40のメリットとおすすめな人は以下です。
- 重さを感じさせないフィット感
- 圧倒的な収納力
- シーンを選ばないデザイン
- パッド付きのPC専用スリーブあり
こんな人におすすめ
- 出張や旅行が多いビジネスマン
- 荷物が重くなりがちな人
- リュック1つで旅行したい人
この記事があなたのリュック選びの手助けになれば幸いです。