カリマーのタトラ20レビュー|評判や女性・男性の着用感をプロが解説

カリマータトラ20 徹底レビュー

※リンクには広告が含まれます

「カリマーのタトラ20って、日帰り登山にちょうどいいって聞くけど、実際の使い心地は?」

「荷物はどれくらい入るの?女性が背負った感じも知りたいな…」

「デザインは可愛いけど、登山用の機能ってしっかりしてるの?」

そんな疑問や不安に、登山・旅行経験豊富な夫婦が、Karrimor(カリマー) Tatra 20(タトラ20)を豊富な写真で徹底レビューし、お答えします。

結論から言うと、タトラ20は登山用のリュックと街歩き用のリュックに「ちょうどいい」万能リュックです。

カリマータトラ20を実際に背負ってレビュー

この記事を書いた人

rucklabの運営者の写真

登山歴10年・渡航100回以上の夫婦

RuckLab編集部

・夫:登山歴10年で、山小屋勤務や800kmのスペイン巡礼、パタゴニア登山を経験
・妻:元CAで30か国100回以上の渡航経験
「このリュック、本当に使いやすい?」そんな疑問に山と旅が大好きな夫婦が、日常から登山・海外旅行まで使えるリュックを実際に背負ってレビュー!使いやすさも、見た目も、リアルにお伝えします。

タトラ20の評価まとめ

項目評価
収納力3.8
フィット感4.2
使いやすさ4.0
汎用性3.9
コスパ4.0
総合スコア4.0
評価の詳細を見る

収納力 3.8

20Lとしては標準的ですが、ヒップベルトポケットや雨蓋ポケットなど、小分け収納が充実しています。ただし、荷物が増えると容量不足を感じることも。

フィット感 4.2

ヒップベルトとチェストストラップで体にしっかり固定でき、安定感は良好です。小柄な女性でも調整しやすいです。

使いやすさ 4.0

トップローディング(雨蓋)式で、登山で使いやすい設計です。多彩なポケット配置で小物のアクセスも良好。ただしPCスリーブはありません。

汎用性 3.9

登山スペックでありながら、街でも浮かないデザイン性が高評価。ただし、ビジネスや大荷物の旅行には容量や機能(PC収納)が不足気味です。

コスパ 4.0

約14,850円(税込)という価格は、カリマーの品質と機能性を考えれば妥当。ただし、レインカバーが別売りな点がマイナス。

目次

カリマー タトラ20 の良い点・気になる点

私たちが実際に背負って感じたリアルな声と、Amazonや楽天市場などのレビューを分析して、おすすめな人・おすすめしない人をまとめました。

カリマータトラ20の正面からの写真

総合スコア 4.0

チェストストラップ:◯ ウエストベルト:◯ PCスリーブ:✕
機内持ち込み可:◯ 500mlペットボトルのサイド収納:◯

良い点
  • 約600gと非常に軽量で疲れにくい
  • ヒップベルトポケットや雨蓋など収納が充実
  • 登山用なのに街でも使えるおしゃれなデザイン
  • ヒップベルトで体に固定でき安定性が高い

こんな人におすすめ

  • 日帰り登山やハイキングがメインの人
  • 山と街でリュックを兼用したい人
  • 荷物は最小限で、とにかく軽くしたい人
気になる点
  • レインカバーが標準で付属していない
  • 20Lなので荷物が多いと容量不足になる
  • クッション性のあるPC専用スリーブがない

こんな人には不向きかも

  • PCをケースなしでそのまま持ち運びたい人
  • 1泊以上の旅行やテント泊登山

カリマー タトラ20の基本情報

まずはタトラ20の基本的なスペックを見てみましょう。

項目詳細
ブランドKarrimor (カリマー)
容量20L
サイズ高さ46cm x 幅29cm x 奥行21cm
カラー展開Pink khaki,Dark Charcoal ,Navy ,Blackなど
重量約600g
素材420D ナイロン
PC収納専用スリーブなし
機内持ち込み可 (主要航空会社の規定クリア※55×40×25 cm以内)
ANA
Jetstar
参考価格14,850円(税込)
カリマーってどんなブランド?
karrimorのロゴ画像
Karrimor

カリマーは1946年にイギリスで生まれた老舗アウトドアブランドです。

もともとはクライマーのためのタフで機能的なリュック作りからスタートしました。その信頼性は高く、多くの冒険家や登山家に愛用されています。

近年では、その技術力を活かして、アウトドアシーンだけでなく普段使いしやすいスタイリッシュなアイテムも多く展開しています。

次からは、以下の順番でリュックの詳細をレビューしていきます。

  • デザイン, 着用イメージ
  • フィット感と背負い心地
  • 収納性
  • 耐久性, 防水性

タトラ20の外観デザイン

カリマータトラ20の正面からの写真

タトラ20のデザインは、いかにも「登山ザック」というゴツゴツ感がなく、丸みを帯びたフォルムが特徴。このシンプルさが、普段使いしやすい理由です。

カリマータトラ20を横から撮った写真

横から見るとタトラ20のまるっとしたフォルムがよくわかります。自立するのも嬉しいポイント。

カリマータトラ20のロゴの写真

主張しすぎないカリマーの刺繍ロゴが、デザインの良いアクセントに。

カラーもピンクカーキやダークチャコール、ネイビー、ブラックなど、服に合わせやすい色が揃っています。

カリマータトラ20のトップポケットとハンドル部分

トップには持ち運びに便利なハンドルがついています。

タトラ20の男性・女性別の着用イメージ

背負った時のサイズ感が気になる方も多いはず。
実際にリュックを背負ったイメージをご紹介します。

【女性モデル・登山着:165cm】

カリマータトラ20を女性が背負っている後ろ姿

165cmの女性が背負うと、こんなサイズ感です。大きすぎず、小さすぎず、日帰り登山の荷物にも、街歩きにもちょうどいいバランスですね。

カリマータトラ20を背負った女性を横から撮った写真

横から見ても厚みが出すぎず、スッキリしています。背面長も女性にフィットしやすい長さだと感じました。

カリマータトラ20を背負っている写真

シンプルなデザインで私服にも合わせやすいです。

男性モデル・登山着:177cm】

カリマータトラ20を男性が背負っている後ろ姿

177cmの男性が背負うとこんな感じ。

やや小ぶりに感じる方もいるかもしれませんが、男性も問題なく使えるサイズ感です。

タトラ20のフィット感と背負い心地

カリマータトラ20を背負った女性の写真
背負い心地がいいポイント
  • 本体重量はわずか約600g
  • 安定性を高めるチェストストラップ
  • 腰で固定できるヒップベルト(ポケット付き)
  • 通気性を考慮した背面構造

本体重量はわずか600g

日帰り登山でも、長時間背負っているとリュック本体の重さがじわじわと肩に効いてきます。
タトラ20はヒップベルトがついているのに約600g。他の20Lリュックと比べても軽いです。

チェストストラップ

カリマータトラ20のチェストストラップとヒップベルト部分

チェストストラップをしめることで、リュックの揺れが抑えられて、体との一体感が増します。

安定性を高めるヒップベルト

カリマータトラ20のヒップベルト部分

タトラ20は、このクラス(20L)のリュックには珍しく、しっかりとしたヒップベルトが付いています。これを腰で締めることで、リュックが左右に揺れるのを防ぎ、肩への負担を大幅に軽減してくれます。

通気性のいい背面パッド

カリマータトラ20の背面パッド部分

肉厚なメッシュ素材の背面パッドは背中とのフィット感を高めてくれます。

カリマータトラ20の背面パッドを取り外している写真

背面パッドは取り外し可能で、丸洗いすることができます。


タトラ20の収納性とアクセス性

「20Lって、実際どれくらい荷物が入るの?」というのは一番気になるところ。タトラ20の収納性とアクセス性をご紹介します。

カリマータトラ20の収納設計
収納設計
  • トップローディング(雨蓋)式メインコンパートメント
  • 雨蓋ポケット
  • ヒップベルトポケット 
  • 両サイドメッシュポケット 
  • フロントポケット
  • ポールキャリア

トップローディング(雨蓋)式メインコンパートメント

カリマータトラ20の雨蓋部分の写真

メイン収納は、開口部を「雨蓋(あまぶた)」と呼ばれるフタで覆う、登山ザック伝統のトップローディング式です。

カリマータトラ20の開口部分

ジッパー式に比べて雨や砂の侵入に強く、上から荷物をガサッと詰め込みやすいのが特徴です。

カリマータトラ20のメインコンパートメント内

ガバッと開くので奥の荷物も取り出しやすいです。

カリマータトラ20のメイン収納部の吊り下げポケット

メインコンパートメント内には吊り下げポケットがあります。

文庫本が1冊入る程度の大きさです。

カリマータトラ20の雨蓋にギアを挟んでいる写真

雨蓋にはこのようにギアを挟んでおくこともできます。

雨蓋(あまぶた)ポケット

カリマータトラ20の雨蓋ポケット

この雨蓋自体が大きなポケットになっており、財布や鍵、ヘッドライトなどの収納に最適です。

カリマータトラ20の雨蓋ポケット内のキーリング

キーリングもついています。

便利なヒップベルトポケット

カリマータトラ20のヒップベルトポケット

リュックを下ろさずにアクセスしたい小物(スマホ、日焼け止め、リップクリーム、行動食など)は意外と多いもの。
タトラ20は、左右のヒップベルトにジッパーポケットが付いています。

カリマータトラ20のヒップベルトポケットにスマホが入る様子

大きさはiPhone12pro程度。

両サイドメッシュポケット 

カリマータトラ20の両サイドメッシュポケット

両サイドにメッシュポケットがついています。

500mlのペットボトルや水筒、折り畳み傘などをさっと収納することができます。

フロントポケット

カリマータトラ20のフロントポケット

フロント部分にもポケットがあります。

カリマータトラ20のフロントポケットにガイドブックを入れている様子

地図やガイドブック、タオルなどを収納するのにちょうど良さそうです。

ポールキャリア

カリマータトラ20のポールキャリア部分

登山に欠かせないポールキャリアもついています。

タトラ20の耐久性と防水性

耐久性

素材は、引き裂き強度や耐摩耗性に優れた高耐久420Dナイロンを使用しています。軽量(約600g)でありながら、岩場などで擦れても安心感のある、しっかりとした生地です。

参考:ナイロン420D高強度生地に関して

防水性

生地自体に撥水性があり、雨蓋構造のおかげで小雨程度なら問題ありません。

ただし完全防水ではなく、レインカバーは付属していません。

山の天気は変わりやすいため、本格的な登山で使う場合は、別途レインカバーを用意することを強くおすすめします

【正直レビュー】タトラ20の気になる点と改善策

実際に使ってみて「買う前にこれだけは知っておいてほしい!」という正直なポイントを、対策と合わせてお伝えします。

気になる点1:レインカバーが付属していない

同価格帯の登山用リュックには付属していることも多いため、デメリットと感じます。雨蓋があるとはいえ、本格的な大雨の際は浸水を防ぎきれません。

改善策
  • 20L〜30L用のレインカバーを別途購入する
    • 純正品でなくても、数千円で購入できます。
  • スタッフバッグ(防水インナーバッグ)を使う
    • 着替えや電子機器など、絶対に濡らしたくないものだけを個別に防水袋に入れる方法も有効です。

気になる点2:PCスリーブがない

通勤・通学で使うようなクッション付きのPC専用ポケットはありません。

改善策
  • PC保護用のインナーケースを使う
    • PCを持ち運ぶ方は薄くて軽いインナーケースを用意しましょう。

まとめ:登山と普段使いに「ちょうどいい」リュック

今回は、カリマーのタトラ20について徹底的にレビューしました。

最後にもう一度、このリュックの魅力と、どんな人に届けたいかをおさらいします。

良い点
  • 約600gと非常に軽量で疲れにくい
  • ヒップベルトポケットや雨蓋など収納が充実
  • 登山用なのに街でも使えるおしゃれなデザイン
  • ヒップベルトで体に固定でき安定性が高い

こんな人におすすめ

  • 日帰り登山やハイキングがメインの人
  • 山と街でリュックを兼用したい人
  • 荷物は最小限で、とにかく軽くしたい人

タトラ20は「軽さ」「登山の機能性」「デザイン」のバランスが非常に高いレベルでまとまっています。

「登山リュックが欲しいけど、いかにもアウトドアすぎるのは嫌…」と悩んでいる方にもタトラ20はピッタリの選択ではないでしょうか。

この記事がリュック選びの参考になれば幸いです。

関連記事
カリマーおすすめのビジネスリュック

関連記事
カリマーのレディースにおすすめのリュック

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次