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「グレゴリーオールデイの評価ってどう?使いにくいって本当?」
「女性でも背負いやすいリュック?」
「旧モデルV1との違いは?」
そんな悩みに、旅行&登山経験豊富な夫婦がGREGORY (グレゴリー)オールデイV2を豊富な写真から徹底レビューしてお答えします。
結論としてグレゴリーオールデイは、シンプルなデザインで背負い心地も良いが、ジッパーの開けやすさと通気性がやや気になるリュックです。

この記事を書いた人

登山歴10年・渡航100回以上の夫婦
RuckLab編集部
・夫:登山歴10年で、山小屋勤務や800kmのスペイン巡礼、パタゴニア登山を経験
・妻:元CAで30か国100回以上の渡航経験
「このリュック、本当に使いやすい?」そんな疑問に山と旅が大好きな夫婦が、日常から登山・海外旅行まで使えるリュックを実際に背負ってレビュー!使いやすさも、見た目も、リアルにお伝えします。
【オールデイの評価まとめ】
項目 | 評価 |
---|---|
収納力 | 3.5 |
フィット感 | 4.5 |
使いやすさ | 3.5 |
汎用性 | 4.5 |
コスパ | 4.0 |
総合スコア | 3.8 |
評価の詳細を見る
収納力 3.5
PC、着替え、水筒など、通勤や日帰り旅行に必要な荷物はしっかり収まるが、ポケットの数は多くない
フィット感 4.0
ショルダーハーネスと各種ベルトのおかげで、肩や腰への負担が少なく、背負い心地が良い
使いやすさ 3.5
PCスリーブやメッシュポケットで最低限の荷物の整理はしやすい。ただストラップに干渉するジッパーや、ボトルの出し入れがしにくいサイドポケットなど、一部でストレスを感じる場面がある。
汎用性 4.0
通勤から旅行、軽いアウトドアまで幅広く対応可能。一方で長時間使用した際の背中の蒸れが懸念点です
コスパ 4.0
価格は決して安くありませんが、高い耐久性と機能性、流行に左右されないデザインを考慮すれば、長く愛用できるため価値は高いと言えます。
グレゴリーオールデイのメリット・デメリット
私達の実際の使用感と様々なレビューをもとにおすすめな人・おすすめしない人をまとめました。
- 背負い心地が良く肩が疲れない
- 24Lと普段使いしやすいサイズ感
- PCや小物を整理しやすいポケット構成
- 丈夫で安心感がある
こんな人におすすめ
- 通勤・通学とプライベートでリュックを兼用したい人
- 丈夫で長持ちするリュックを探している人
- フロントポケットのジッパーが横のベルトに引っかかって少し開けにくい
- サイドポケットが硬く、ボトルの出し入れがしにくい
- 背中の通気性はそこまで高くないので、夏は少し蒸れることがある
こんな人には不向きかも
- サイドポケットをよく使いたい人
- 暑い季節に、通気性を重視する人
- 本格的な登山での使用を考えている人
オールデイの基本情報
オールデイの基本情報は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
ブランド | GREGORY (グレゴリー) |
容量 | 24L |
サイズ | 高さ47.5cm x 幅27cm x 奥行17cm |
カラー展開 | ブラック, コーデュラバリスティックブラック, ガーデンタペストリー他多数 |
重量 | 約825g |
素材 | ナイロン (モデルによりHDナイロン、コーデュラなど) |
PC収納 | 14インチ程度まで対応 (スリーブあり) |
機内持ち込み | 可 (主要航空会社の規定クリア※55×40×25 cm以内) ANA Jetstar |
参考価格 | 22,000円 |

グレゴリーは1977年にアメリカ・カリフォルニアで創業したバックパック専門ブランドです。「背負うのではなく、着る」というコンセプトの通り、人間工学に基づいたフィット感抜群のリュックで世界中のファンを魅了しています。
その品質の高さから、アウトドアシーンはもちろん、日常使いやビジネスシーンでも絶大な信頼を得ています。
ここからは、以下の順番でオールデイの詳細を説明していきます。
- デザイン,着用イメージ
- 背負い心地
- 収納
- 耐久性,防水性
グレゴリー オールデイの外観デザイン

オールデイの魅力の一つは、シンプルで洗練されたデザインです。 グレゴリーの定番「デイパック」のDNAを受け継ぎつつ、より現代のライフスタイルに合わせて機能的になっています。
また、複数のストラップやポケットが機能的に配置されており、アウトドアブランドらしい無骨さを感じさせます。

両サイドにはそれぞれ2本ずつサイドコンプレッションストラップがあります。荷物が少ない時にはストラップを絞ることで、リュックの厚みを抑え、スッキリとしたシルエットを保つことができます。

マットな質感と控えめなロゴも特徴。

チャックの色もブラックで統一されています。

素材には、モデルによって光沢のあるHDナイロンや、軍事用にも使われるほどの強度を誇るコーデュラバリスティックナイロンなどが使われています。長期間使っても型崩れしにくいのが特徴です。
男女別・身長別の着用イメージ

私たち夫婦が実際にリュックを背負ったイメージをご紹介します。
【男性モデル・私服:177cm】

177cmの男性が背負うとジャストサイズ。縦長シルエットのため、スーツにも違和感なく馴染み、通勤時にも使いやすい印象です。
【女性モデル・カジュアルスタイル:165cm】

165cmの女性が背負っても、ほどよいボリューム感で、スニーカーやTシャツなどの軽装にも違和感なく馴染み、街歩きでも自然に使えます。
「女性でも問題なく使えるかな?」と悩んでいる人にもおすすめできます。
オールデイのフィット感と背負い心地

オールデイには、肩・腰に負担の少ない快適な背負い心地があります。
- 弾力性のあるEVAショルダーハーネス
- 安定感を生むチェスト&ウエストストラップ
- フィット感を重視した背面パネル
EVAショルダーハーネス

肉厚なEVAフォームが内蔵されたショルダーハーネス。 肩の形状に合わせて自然にフィットし、リュックの重さを点ではなく面で支えてくれます。

EVAフォームとは素材の一種で、非常に軽いのが特徴。またゴムのように柔らかく、衝撃を吸収するため、弾力性と耐久性にも優れています。
チェスト&ウエストストラップ

取り外し可能なチェストストラップと、不要な時は背面の専用スペースに収納できるウエストベルトが付属しています。
装着することで、リュックが体にピタッと固定され、揺れが劇的に減少します。
自転車通勤や、旅行先で少し走る場面でも、その安定性の高さを実感できます。
背面パネル

フィット感を追求している分、背面パネルは凹凸の少ないシンプルな構造です。そのため、真夏の暑い日や、長時間歩くようなシーンでは、背中が蒸れやすいと感じることもありますが、日常使いではそこまで気になりません。
オールデイの収納性とポケットの使い勝手
オールデイV2は、旧モデルV1の22Lから24Lへと容量がアップし、1泊旅行や通勤時の荷物にもゆとりが生まれました。
実際にどれくらいの荷物が入るのか、各ポケットの使い勝手と合わせて詳しく見ていきます。

- メインコンパートメント
- フロントポケット
- サイドポケット
メインコンパートメント

メインコンパートメントは、厚みのある荷物もすっぽり収まる広々とした空間です。1泊2日程度の旅行の着替えやお弁当箱なども余裕で収納できます。

内部にはPCや書類を入れるのに便利なポケットが付いています。
13インチのPCが余裕で入るサイズ感。ただしクッション性はないため、PCケースは必要です。

ポケットの反対側には、小物を入れられるジッパー付きメッシュポケットもあります。

メッシュポケット内部にはプラスチック製のフックがついているので、鍵の収納などに便利です。
フロントポケット

外側には縦型ジッパーのフロントポケットがあり、iPad Proがピッタリ入るサイズ感です。
ただし多くのレビューで指摘されている通り、サイドのコンプレッションストラップがジッパーの開閉時に少し邪魔になります。

そのため手帳や本など、たまに取り出すものを入れるのが良いでしょう。
サイドポケット

V2モデルから追加されたサイトポケットが、両サイドにあります。
ただし伸縮性のない硬めの生地でマチも浅いため、太めの水筒や500mlのペットボトルを入れるのは少し窮屈です。 細身のボトルや折りたたみ傘、あるいはすぐに取り出したいスマートフォンなどを入れておくのがおすすめです。
オールデイの耐久性と防水性
耐久性

オールデイには、モデルに応じて耐久性の高いナイロン素材が使用されています。特に「HDナイロン」や「コーデュラバリスティックナイロン」モデルは、耐摩耗性に優れています。
防水性
生地自体に撥水性はありますが、ジッパーは止水仕様ではなく、縫い目からの浸水も考えられるため、完全防水ではありません。
小雨程度なら問題ありませんが、本降りの雨の中で長時間使用する際は注意が必要です。
雨が心配な日はレインカバーを用意するか、防水スプレーをかけておくと安心です。
【正直レビュー】気になる点と改善策
気になる点1:フロントポケットが開けにくい

コンプレッションストラップがジッパーに干渉し、スムーズな開閉を妨げることがあります。
- ジッパータブの交換
- 持ちやすく、引きやすいジッパータブに交換するだけで、操作性がかなり向上します。アウトドアショップなどで様々なデザインのものが手に入ります。
- ストラップの緩め方を習慣に
- ポケットを開ける前に、上側のバックルを少し緩める癖をつけるとスムーズに開閉できます。
気になる点2:サイドポケットの収納力
伸縮性がなく硬いため、一般的な500mlペットボトルがスムーズに入らないのは少し不便です。
- カラビナやボトルホルダーを活用
- コンプレッションストラップにカラビナでボトルホルダーを取り付けるのも一つの手です。見た目もアウトドアライクになり、カスタムする楽しみも生まれます。
気になる点3:背中の蒸れ
フィット感が高い反面、夏場は背中が汗ばむことがあります。
- 背面メッシュパネルを追加する
- 市販されている後付けのメッシュパネルを使えば、背中とリュックの間に空間を作ることができ、通気性が改善します。
旧モデルのV1とV2、V2.1の違いは?
オールデイはV1(旧モデル)からV2、そして現在のV2.1へと進化を遂げています。
以下に変わった点をまとめました。
機能 | オールデイ (V1 / 旧モデル) | オールデイ V2 | オールデイ V2.1 |
---|---|---|---|
容量 | 22L | 24L | 24L |
サイドポケット | なし | あり | あり |
PCスリーブ | なし | あり | あり |
ウエストベルト | 取り外し式 | 収納式 | 収納式 |
メイン開口部 | フルオープンに近い | ハーフオープン | ハーフオープン |
主な特徴 | シンプルなデザイン | 機能性を大幅に向上させた現代版 | V2の仕様を引き継ぐ現行モデル |
V1(旧モデル)からV2への変更は、ユーザーの声を反映した大幅な機能改善が中心です。
メインの開口部が以前のフルオープンから、ハーフオープンになったのは少しマイナスポイント。(ただしその分容量はアップ)
V2から現行モデルV2.1は、素材の変更などのマイナーチェンジのみで機能的な違いはほぼありません。
グレゴリー デイパックとの徹底比較
グレゴリーのリュックを検討する上で誰もが悩むのが、「デイパック」との違いではないでしょうか。2つの比較表はこの通りです。
モデル | オールデイ V2.1 | デイパック |
---|---|---|
容量 | 24L | 26L |
サイズ | H47.5×W27×D17cm | H45.5×W39×D17cm |
重量 | 約825g | 約930g |
機内持ち込み | ◎余裕で可能 | ◎余裕で可能 |
特徴 | ・サイドポケットとコンプレッションストラップがある ・やや縦長のスマートなシルエット | ・ブランドを象徴するティアドロップ型 ・フロントの斜めジッパーがアイコン |
参考価格 | 22,000円 | 24,200円 |
大きな違いは、サイドポケットの有無と全体のシルエットです。
- オールデイがおすすめな人:PCや書類を持ち運ぶことが多く、スマートな見た目を重視する人。サイドポケットやコンプレッションストラップなど、より機能性を求める人。
- デイパックがおすすめな人:グレゴリーの伝統的なデザインが好きな人。よりカジュアルなスタイルに合わせたい人。シンプルで普遍的な使いやすさを求める人。
現代のビジネスシーンや多目的な使い方を考えると、PCスリーブやサイドポケットを備えたオールデイの方が、通勤や旅行に対応できる機能が揃っており、日常からアウトドアまで幅広く活用できそうです。
グレゴリーオールデイは丈夫で長持ちするリュックを探している人におすすめ

今回は、グレゴリーのオールデイについて、私たちの実体験を交えながら徹底的にレビューしました。
改めて、オールデイの魅力とおすすめな人をまとめます。
- 背負い心地が良く肩が疲れない
- 24Lと普段使いしやすいサイズ感
- PCや小物を整理しやすいポケット構成
- 丈夫で安心感がある
こんな人におすすめ
- 通勤・通学とプライベートでリュックを兼用したい人
- 丈夫で長持ちするリュックを探している人
グレゴリーのデイパックシリーズはたくさんありますが、この記事を参考にぴったりのリュックをぜひ見つけてください!