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「グレゴリーのデイパック26L、定番だけど実際の収納力はどうなの?」
「デイパックは使いにくいって本当?」
「女性が背負ったときのサイズ感は?」
こんな疑問に答えるため、旅行&登山経験豊富な夫婦がGREGORY(グレゴリー) の定番モデル「デイパック」を徹底レビューします。
結論としてグレゴリーのデイパックは日常から旅行、軽登山まで幅広く対応できるリュックです。独自のフィット感と耐久性の高さから、購入後も長く愛用できる信頼性の高いモデルだと言えます。

この記事を書いた人

登山歴10年・渡航100回以上の夫婦
RuckLab編集部
・夫:登山歴10年で、山小屋勤務や800kmのスペイン巡礼、パタゴニア登山を経験
・妻:元CAで30か国100回以上の渡航経験
「このリュック、本当に使いやすい?」そんな疑問に山と旅が大好きな夫婦が、日常から登山・海外旅行まで使えるリュックを実際に背負ってレビュー!使いやすさも、見た目も、リアルにお伝えします。
【デイパックの評価まとめ】
項目 | 評価 |
---|---|
収納力 | 4.0 |
フィット感 | 4.2 |
使いやすさ | 4.0 |
汎用性 | 4.2 |
コスパ | 4.1 |
総合スコア | 4.1 |
評価の詳細を見る
収納力 4.0
26Lの容量は普段使いから1泊旅行まで対応可能。ただ、内部の仕切りは少ないため、荷物の整理にはポーチなどを活用する工夫が必要。
フィット感 4.2
厚みのあるショルダーハーネスが肩にしっかりフィットし、重さを分散させる。重い荷物を入れても、肩への負担が少なく快適な背負い心地。
使いやすさ 4.0
メイン収納部が下まで大きく開くため、荷物の確認や出し入れが容易。YKK製の丈夫なジッパーもスムーズで、安心して使える。
汎用性 4.2
カジュアルな服装から少しきれいめなスタイルまで、幅広く合わせやすいデザイン。通勤・通学、旅行、アウトドアなど、シーンを選ばずに使用できる。
コスパ 4.1
価格は決して安くないが、非常に丈夫な作りで長期間安心して使える点を評価。
グレゴリー デイパック26Lのメリット・デメリット
私たちが実際に背負って感じたことと、Amazonや楽天市場に寄せられた100件以上の口コミを分析して、おすすめな人・おすすめしない人をまとめました。
- 優れた背負い心地で、荷物が重い日も負担が少ない
- 耐久性が高く、長期間の使用に耐える丈夫な作り
- 流行に左右されず、様々なスタイルに合わせやすいデザイン
こんな人におすすめ
- 1つのリュックを様々な用途で長く使いたい人
- 通勤・通学などで荷物が重くなりがちな人
- 流行り廃りのない、定番のアイテムが好きな人
- サイドポケットがない(標準モデル)
- 内部のポケットが少なく、荷物の整理に工夫がいる
- 定番モデルのため、他の人と被る可能性がある
こんな人には不向きかも
- 水筒などを外側のポケットに収納したい人
- リュック内部の細かな仕分けを重視する人
グレゴリー デイパックの基本情報
デイパックの基本情報は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
ブランド | GREGORY (グレゴリー) |
容量 | 26L |
サイズ | 高さ45cm x 幅40cm x 奥行16cm |
カラー展開 | コーテッドトゥルーブラック、ネイビー/キルティッド、テンセルデニム、サンドベージュなど全32色 |
重量 | 約760g |
素材 | ナイロン |
PC収納 | 13インチ程度まで対応 (スリーブあり) |
機内持ち込み | 可 (主要航空会社の規定クリア※55×40×25 cm以内) ANA Jetstar |
参考価格 | 24,200円~29,700円 |

グレゴリーは1977年にアメリカ・カリフォルニアで創業したバックパック専門ブランドです。「背負うのではなく、着る」というコンセプトの通り、人間工学に基づいたフィット感抜群のリュックで世界中のファンを魅了しています。
その品質の高さから、アウトドアシーンはもちろん、日常使いやビジネスシーンでも絶大な信頼を得ています。
ここからは、以下の順番でリュックの詳細をレビューしていきます。
- デザイン,着用イメージ
- フィット感と背負い心地
- 収納性とアクセス性
- 耐久性,防水性
デイパックの外観デザイン

デイパックのデザインは、ブランドを象徴する「ティアドロップ型」。下が広く上がすぼまった、シンプルながらも特徴的なシルエットです。

グレゴリーのロゴと斜めに配置されたフロントポケット、YKK製のジッパーに付けられた太いレザーストラップが、デザインのアクセントになっています。

横から見ても、すっきりとした形状を保ちます。荷物の量にかかわらず、型崩れしにくい点も特徴です。

底部は厚手の生地で補強されているため、ラフに扱っても傷が付きにくくなっています。屋外などで地面に置くシーンでも安心です。
また底部にある4つのループは、シングルポケットなどのオプションパーツの取り付けや外付けギアの固定などに利用することができます。

下部にはトレッキングポールを携帯するためのストラップも用意されており、両手を空けておきたい山歩きの際などに役立ちます。
男性/女性別・身長別の着用イメージ

「26Lという容量は、自分の体格に合う?」と不安に思う方もいるかもしれません。そこで、身長の違う夫婦がそれぞれデイパックを背負った写真で、実際のサイズ感をお伝えします。
【男性モデル・私服:177cm】

177cmの男性が背負うと、ジャストサイズ。小さすぎず、大きすぎず、非常にバランスの取れたサイズ感で、背中に自然に収まります。
ビジネスカジュアルにも合わせやすく、オン・オフ問わず活用できる大きさです。
【女性モデル・私服:165cm】

165cmの女性が背負うと、このようなサイズ感です。大きすぎる印象はなく、カジュアルな服装にも自然にフィットします。

ワンピースに合わせても違和感はありません。女性向けのリュックとしても、多くの方に選ばれているのがわかります。
デイパックのフィット感と背負い心地

デイパックの最大の特長は、GREGORYが長年培ってきた「背負い心地」です。重い荷物を入れても肩への負担が少ないよう工夫されており、長時間背負っても疲れにくいのが魅力。
- 背中のカーブにフィットするティアドロップ形状
- 登山用リュックの技術を応用した厚みのあるEVAショルダーハーネス
- 安定性を高めるチェストストラップ&ウエストベルト
背中のカーブにフィットするティアドロップ形状

グレゴリーデイパックのティアドロップ形状は、デザインだけでなく機能性を追求したものです。
荷物を入れた際に体のカーブに自然にフィットし、重さを背中全体に分散させることで、体感的な重さを軽減します。
厚みのあるEVAショルダーハーネス

グレゴリーのデイパックに採用されているショルダーハーネスは、肉厚なEVAフォームを内蔵しています。

このEVAフォームが、肩のラインに沿ってフィットします。これにより、重さを点でなく面で支えるため、荷物が重くなっても肩への負担を軽減できます。
安定感を高めるチェスト&ウエストベルト

取り外し可能なチェストストラップと収納可能なウエストベルトが装備されています。

これらを装着することで、リュックが体にしっかりと固定され、自転車に乗る際や、アウトドア活動で動く時などに揺れを抑えることができます。

普段使わないときは収納しておくことで、見た目をシンプルに保つことができます。シーンに応じて使い方を調整できる点も、便利なポイントです。
デイパックの収納性とアクセス性

「ポケットが少なくて使いにくいのでは?」という声もありますが、実際の収納力はどの程度なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
- 大きく開いて中身が見やすいメインコンパートメント
- PCや書類を分けて収納できる内部スリーブ
- 小物の収納に便利な内部のメッシュポケット
- アクセスしやすい斜めフロントポケット
- 8リングアタッチメント
出し入れしやすいメインコンパートメント

デイパックの使いやすさのポイントは、大きく開くメインコンパートメントです。ジッパーが下の方まで開くので、中身が一目でわかり、荷物の整理や取り出しが非常にスムーズです。

2Lペットボトルが3本すっぽり入ります。

26Lの容量は、1-2泊程度の旅行の着替えや、A4ファイル、メイクポーチなどを収納しても余裕があるサイズ感。見た目以上に収納力があります。
内部スリーブとメッシュポケット

背面側には、ノートPCやタブレットを収納できるスリーブが付いています。ただしクッション性はないためスリーブの使用をおすすめします。13インチのノートPCが収まる大きさです。

A4サイズのファイルも収納することができます。

その手前にはジッパー付きのメッシュポケットがあります。iPhone12proが入る大きさです。

充電器や鍵といった小物を入れておくのに役立ちます。中身が見えるので、何を入れたか分かりやすいのが便利です。
斜めフロントポケット

デザインの象徴でもあるフロントポケットは、斜めに付いていることで、リュックを肩にかけた状態でも開閉しやすくなっています。

スマートフォンや小さめのガイドブック、パスケースなど、頻繁に出し入れするものの収納に適しています。
8リングアタッチメント

「8リングアタッチメント」は、リュックのフロント部分に縦に2列、合計8つの小さなリング(ループ)が並んでいるデザインのことです。
これは様々なアイテムを取り付けるための機能的なアタッチメントポイントとして設計されています。
- アイテムの吊り下げ
- 小型のポーチ、キーホルダー、消毒液ボトルなどをカラビナで吊り下げることですぐにアクセスできます。
- 衣類やタオルの一時固定
- 使わないジャケットやタオル、サンダルなどをコード(バンジーコードなど)で通して固定し、持ち運ぶことができます。
- ライトの取り付け
- 夜間や早朝に安全性を高めるため、自転車用ライトや小型のLEDライトを取り付けるのに便利です。
別売りのグレゴリーシングルポケット・ツーウェイポケットを取り付けることも可能です。
カスタマイズ次第では日常使いだけだはなく、トレッキングなどのアウトドアでも活躍できます。
デイパックの耐久性と防水性
耐久性:長年の使用に応える丈夫な作り
デイパックの大きな魅力は、長年の使用に耐える耐久性です。高密度なナイロン素材に加え、負荷がかかる箇所は裏地で補強されており、細部の作り込みが非常に丁寧です。

YKK製の大型ジッパーや、壊れにくいバックルなど、各パーツの品質も高いです。これにより、日常的な使用はもちろん、アウトドアでも安心して使えます。
防水性:雨天時の使用には注意が必要
生地には撥水性がありますが、完全防水仕様ではありません。特にジッパー部分から水が侵入する可能性があるため、強い雨の中での使用には注意が必要です。
絶対に濡らしたくないPCなどの電子機器を持ち運ぶ場合は、防水インナーケースに入れたり、レインカバーを使用することをおすすめします。
デイパックは使いにくい?気になる点と改善策
便利なデイパックですが、もちろん完璧ではありません。「買う前にこれだけは知っておいてほしい!」という正直なポイントを、対策と合わせてお伝えします。
気になる点1:サイドポケットがない

標準モデルにはペットボトルや折りたたみ傘などを収納できるサイドポケットがありません。
- サイドポケット付きモデルを選ぶ
- 現行モデルには「デイパック ダブルサイドポケット」という、両側にメッシュポケットが付いたタイプもあります。サイドポケットの利便性を重視する方は、こちらのモデルを検討するのが確実です。
- カラビナやボトルホルダーを活用する
- ショルダーハーネスのDリングや、フロントのデイジーチェーンに、市販のボトルホルダーなどを取り付ける方法もあります。
気になる点2:内部のオーガナイザーが少ない

メインコンパートメントは大きな一気室構造で、細かい仕切りはありません。そのため、小物をそのまま入れると、リュックの中で探すのが面倒です。
- トラベルポーチを活用して上手に整頓する
- 100均や無印などで購入できるトラベルポーチを使うと格段と収納しやすくなります。
人気モデル「ファインデイ」との比較

「デイパックは少し大きいかも…」と感じる方や、よりコンパクトなモデルを探している方には、グレゴリーの「ファインデイ」も人気です。
2つの特徴を比較します。
モデル | ファインデイ V2 | デイパック |
---|---|---|
容量 | 18L | 26L |
サイズ | 縦41×横33×奥行14cm | 縦45×横40×奥行16cm |
重量 | 約505g | 約760g |
機内持ち込み | ◎余裕で可能 | ◎余裕で可能 |
おすすめ用途 | ・荷物が少ない日 ・通勤/通学 ・日常使い | ・荷物が多い日 ・通勤/通学 ・1-2泊旅行 |
参考価格 | 14,300円 | 24,200円 |
ファインデイがおすすめ人
- 通勤時の荷物はPCと書類程度で、コンパクトさを重視する方
- 小柄な方や女性
デイパックがおすすめな人
- 通学で教科書や着替えなど、多くの荷物を持ち運ぶ方
- 1-2泊程度の旅行にも同じリュックを使いたい方
まとめ:グレゴリー デイパックは、長く付き合える信頼性の高いリュック

今回は、グレゴリーのデイパックについて詳しくレビューしました。
改めて、デイパックの魅力とおすすめな人をまとめます。
- 優れた背負い心地で、荷物が重い日も負担が少ない
- 耐久性が高く、長期間の使用に耐えるタフな作り
- 流行に左右されず、様々なスタイルに合わせやすいデザイン
こんな人におすすめ
- 一つのリュックを様々な用途で長く使いたい人
- 通勤・通学などで荷物が重くなりがちな人
- 流行り廃りのない、定番のアイテムが好きな人
グレゴリーのデイパックシリーズは今も進化を遂げていますが、今回紹介したデイパックは40年も愛され続けているグレゴリーの看板リュックです。
この記事を参考にグレゴリーデイパックをぜひ検討してみてください!